ひとつのテーマ

普通の浜松市民である私『佐藤ともこ』は、
他のどの方とも同じように、働いて子育てもしてという
当たり前のことを当たり前にやってきました。

その「当たり前」のことをやってくるにあたっては、
やっぱりみなさんと同じように
悩んだり大変だったりしたことがたくさんありました。
当時、私は東京で働いていましたが、
“子どもを働きながら育てる”ということを考えた時
まず、東京では無理だなと思いました。
東京はバリバリ稼ぎ、ジャンジャン消費するところだ
と感じていたのです。

そう思った私は、生まれ育った浜松なら、子どもを
良い環境で育てながら働く事ができるのでは?と
浜松へ帰ってきました。

今は、ずいぶんと改善されたところもありますが、
20年ほど前の浜松というところは、思った以上に厳しいところでした。

子どもを持った母親が働く場所は少なかったですし
保育園は待機しなくちゃいけませんでしたし
(それも今も同じですね・・・というか今はもっと厳しいです!)
あまりにも自分が単純に考えすぎていた事を思い知らされました。

幸い、自宅近くの とてもいい保育園に入所でき
育てながら働く場所も確保できましたが、
次なる問題が発生しました。
子どもの病気です
どうしても抜けられない仕事と病気の子供・・・
責任を持って仕事に向き合おうとすれば、
必ず立ちはだかる壁です。

私の友人もそうでした。
大企業に勤務する彼女は、バリバリ働いていました。
彼女の息子さんがたまたま熱を出しやすい体質で、
具合が悪くなると保育園で預ってもらえないことで
非常につらい思いをしていました。
夫はもちろん、夫や自分の両親も働いていたために
預けるところが無く、『今日、この子をどこで預って
もらえるんだろうか?』と、具合の悪い息子を抱え
途方に暮れて、市役所に相談したそうです。
が、『好きで働いているんだし、大企業なんだから、
そのくらい会社で何とかしてもらいなさい』と言われたそうでした。
もちろん、会社にお願いしてもすぐに解決されることも無く、
『毎日が綱渡り』だと、彼女が言っていたことを思い出します。

子どもが寝ている隙に会社に行き、仕事を持って帰ったり
ビデオが見られる年齢になったら
良くないことだと思いながらも、
2~3時間ビデオ漬けにしたまま、半日会社に行ったり・・・
会社にも、大変ご迷惑をおかけしたのはもちろんですが、
子どもにもとても寂しい思いをさせたなぁと思います。

今は、情報の保護ということで、仕事の持ち出しも儘ならないことでしょう。
働くお母さんたちのご苦労を思います。

当時お勤めしていた会社に、
ご主人の転勤で大阪から浜松に来た方がいらっしゃいました。
彼女とは、子供の年齢も近いことがあり、親子ともとってもお世話になったのですが、
彼女がよく言っていました。
「浜松には、病児保育ってないんだねぇ・・・」

このとき、「病児保育」というものがあることを
初めて知りました

「病児(病児後)保育」の普及・定着
これは 私の体験から生まれたテーマです。


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