予定調和

今日は、朝から高林まこさんと一緒に
市議会の本会議を傍聴させていただいた。

議場に入るときに、
そのとき質問される方の質問の要旨がかかれたレジュメをいただけるので
その内容を拝見しながら、質問者の方のお話をうかがうことができる。

一括質問方式なので
質問者の方は、持ち時間30分で
さまざまな分野の質問が一括して行われる。

その質問に対して、それそれの担当の方々がお答えになるのだが、
質問の順番と回答の順番が変わるので
レジュメをめくりながら、どの質問にお答えになるのかを確認する。

答弁をなさる方々は、その都度挙手して議長に指名されるので
どの質問に対する答弁なのかは、それを聞いていればわかるのだが・・・
挙手が重なることがないので、
答弁の順番も あらかじめ決まっているのだなとわかる。

聞く側の立場に立てば
一問一答方式なら、傍聴者にこんな手間をかけさせることもないのに・・・
できない理由は何だろう?


答弁を伺っていると、
答弁を担当する皆さんが、お話の内容に沿って
手元の書類をめくっているのが見える。
なるほど・・・と思う。
そのレジュメも配ってくだされば、
細かい数字や協議会・団体の名称も聞き漏らさずにすんだのに・・・
残念だわなどと感じてしまった。

粛々と本会議が進められていく。
「予定調和」という言葉が、頭をよぎる。

その中に、「生きている言葉」で質問をされた議員がいらっしゃった。
その一瞬、議場を包む空気が動いた。
生きている言葉には、生きている言葉が返ってくる。
そういうやりとりをこそ聞きたかったのだ。



午前中の雨模様は、午後にはすっかり晴れていた。


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